JAXSON の創業者・清水秀男は、1970年代にイタリア製高級家具に魅せられ、単身ミラノへ渡りました。
しかしインテリアデザインを2年も学ぶうち、ヨーロッパのもつ圧倒的な歴史の厚みに打ちのめされます。
日本人としてデザインできるものはなにか。苦悩のときに夢みたのは、日本へ帰り風呂に入ることでした。
お湯を浴槽から溢れさせ、肩まで浸かることの愉悦。それは日本が伝統的に培ってきた豊かな風呂文化であることを、清水は再発見します。
単に建物の設備であるヨーロッパのバスルームとは異なる、インテリアとしてのバスルームを目指す。
世界にアピールするバスタブづくりを清水は決意しました。
1982年、JAXSONはデザイナーによるインテリアメーカーとして創業します。以来、清水はそのすべてのモデルをデザインしてきました。
風呂を楽しむ日本文化の精神を新たなデザインで表現し、徹底した品質管理により製品とする。
それはメイド・イン・ジャパンとしての矜持をもつ、クラフトマンシップに満ちたものづくりです。
その原動力となったのは、世界トップクラスの建築家・デザイナーとの出会いでした。
彼らからはつねにクリエイティブで、かつ厳しいリクエストが投げかけられます。
それに確実に応えることでお互いの強い信頼関係が生まれる。その循環により、JAXSONは世界ブランドとしての進化を続けているのです。